ベトナムの物件に入居者が入りました。

 

先日、引渡が完了し必要最低限の家具家電を設置した後、いよいよ賃貸募集をスタートしました。

しかし、この賃貸募集のスタート期間が、運悪くコロナによるロックダウン期間 (2週間)とかぶってしまいました。

長期戦になることを覚悟していましたが、ロックダウン明けすぐに申し込みが入ったと連絡が入りました。

申し込み金額は、想定していた金額より10%程度安い金額ではあったものの、こんな状況下ですので、少しでも空室期間を無くした方が良いと考え、申し込みを承諾しました。

 

ちなみに、ベトナムでは日本のSUUMOやat home のような巨大なポータルサイトがなく、募集告知においてWebサイトよりも口コミの方が効果が高いそうです。

となると、もう完全に現地のエージェントにお任せしつつ気長に待つしかないということです。

アメリカやイギリス、オーストラリアなどの先進国 (日本もそうですが)であれば、自分の物件、もしくは似たような物件がいくらで募集されているかといった情報はポータルサイト等で公開されていますので、エージェントが言っている相場が妥当かどうかなどの裏付けが取れます。

しかし、まだそのような情報を広く公開するサービス (SUUMOやat homeなど)が立ち上がっていない国においては、エージェントの言っていることを信じるしかありません。

もちろんある程度の調査はできますが、限界はあります。

 

どこの国で賃貸経営するにしても、エージェントの信頼度というのはとても重要な要素ですが、こと新興国においてはより重要度が高くなります。

そして同時に、先入観は何の役にも立ちません。

 

実際に、今回の入居付けにおいては正直それなりに時間がかかるだろうなぁと考えていました。

ましてや募集開始から約1ヶ月で入居が決まり、7月から賃料収入を得ることができるという状況は正直想像していませんでしたが、エージェントからは「この物件であれば、このような状況下でも比較的決まりやすいと思います。」と言われていました。

 

現地管理に関しては、本物件の仲介からお世話になっているエージェントさんにお願いしており、現地の動きや賃貸運営における率直なアドバイスなど、丁寧なコミュニケーションを取ってくれる非常に信頼のおける会社さんに色々とサポートしていただいています。

 

本物件を購入したのは2018年で、当然現在のコロナの状況など想定していません。

コロナ真っ只中での竣工、引渡し、入居募集というステップを踏まなくてはならない状況でしたが

・竣工・・・約3ヶ月程度の遅れ

・引渡し・・・委任状によるリモート対応

・入居募集・・・想定賃料よりは多少低いが、約1ヶ月で決まる

世界が様変わりしてしまった状況の中、上記のような「多少の誤差」にとどめることができたのは、ディベロッパーの信頼度、エリア選定、物件選定、価格の妥当性を全て踏まえた上でオススメしてくれたエージェントのおかげです。

 

こんな最悪の状況下でも、しっかりと結果を残してくれるプロの仕事はかっこいいですね。